次はワキガの原因です。
人の脇には、アポクリン汗腺・エクリン汗腺・皮脂腺と呼ばれる、汗腺が通っています。
このうち、ワキガの直接原因となるのは、脇の下のほか、外陰部やお腹周辺の毛穴、耳の中など発達しているアポクリン腺で、ここからは、タンパク質や糖類、アンモニア、脂質など、ワキガ特有の臭いの原因の元となる物質が、分泌されています。
そのアポクリン腺から分泌されるタンパク質などの混ざった汗が、皮膚の表面にある常在菌と分解されると、ワキガ特有のいやな臭いが出ます。
皮膚の表面に菌が無い状態であれば、汗と混ざることも無いので、ワキガの臭いはしません。
だから、入浴後はしないはずです。
しかし、ワキガの方はすぐにまた臭いが出てしまいます。また、この常在菌ワキガの人だけにあるものではなく、誰にでもある菌なのでこの菌を完全に無くすことは出来ないのです。
制汗スプレーやパウダーも同じで、一時的に臭いを抑えるだけでワキガの解決にはなりません。
解決策は、ワキガの原因、アポクリン腺を除去するしか方法がありません。
もう一つのエクリン腺は全身にあり、皮膚の表面に汗を出しています。その汗が蒸発する時にアポクリン汗腺によるワキガ臭を出すことになり、間接的にワキガを増長させることになります。
これがワキガのメカニズムです。
ワキガの治療法と言ってもワキガを治すためには現時点の医学では手術しかないそうです。
ワキガの手術は病院、クリニックで行うものはもちろん、美容外科でも行っているところもあります。
ワキガの手術は、ワキガの原因である、アポクリン腺やエクリン腺・皮脂腺を切除や吸引、
電気などによって破壊するなど方法はさまざまです。
ワキガの治療(手術)を受けるにあたって重要になってくるのがやはり、
病院など信頼の置けるドクターを見つけることです。
見つけ方はさまざま、口コミやネット、自分の足で探すのもいいかと思います。
でも、ワキガの手術費用はほとんどが保険の利かない全額自己負担に20~30万になります。
病院などによっては、保険適用で4~5万。お金の面で病院を選ぶのもいいと思いますが
そこがいいかどうか自分で来院して確かめるのがいいと思います。
ドクターに至ってはワキガの知識はもちろん、親身になってワキガの治療にあたってくれる方がいいですね。
ワキガの治療(手術)を受けるのに抵抗がある方でも、まずは、いい病院と出会いしっかり、自分が納得するまで、相談してみましょう。
その前に病院に行くのに抵抗がある人は身の回りにいる、自分を理解してくれている人に相談することから始めてみましょう。
ある意味そこからがワキガ治療の始まりかも知れません。
次は皮下組織系の手術が3つあるので紹介しましょう。
皮下組織掻爬法。
脇に小さな切込みをいれ、その穴からスプーンのような形をした手術器具のキューレットと呼ばれるものを挿入して、汗腺(ワキガの原因アポクリン腺・エクリン腺)を掻きだす方法です。
手術の傷は小さいため傷跡は残りません。ただ、脇の皮下組織をあらゆる方向から掻き出すため、周辺組織まで傷つける恐れがあります。
そのため回復が遅れることあるそうです。あと、アポクリン腺などを取り残してしまう可能性があるので、ワキガの完治には不十分かと・・・。
皮下組織吸引法。
これは、腹部や太ももなどの脂肪吸引を応用したものがこの方法です。
脇に小さな穴を開けて、細い管を通して、そこからアポクリン腺などを吸い取ります。
この方法は手術後の傷がほとんど残らず回復も早いため、ほとんどの病院やクリニックなどで採用されています。
しかし、これもまた完全に吸い取ることが難しく効果が不十分なこともしばしあるとか。
皮下組織削除法。
これは脇に1cmほど切開し特殊な器具を入れアポクリン腺などをそぎとる方法です。
この器具を使うにあたっては高度な技術を必要とされますが、うまくやればワキガの原因の一つで、取り除きにくい皮脂腺やエクリン腺もそぎ取れます。
しかし、脇に少しの傷跡が残り、皮膚を薄く削るため黒ずみが残りやすいので術後が少し目立ってしまいます。後は、数日の入院が必要で、1週間ほど脇を固定してなくてはいけません。
この3つワキガ治療は多少の難はあるが医師の技術しだいではよい治療だと思います。
古くからのワキガ治療(手術)法や、最新のワキガ治療をここで色々、書いてみたいと思います。
切除法
脇の毛が生える部分一帯の皮膚を切除することにより、ワキガの原因のアポクリン腺・エクリン腺・皮脂腺などを同時に切除。よってワキガの原因をすべて取り除くことができる。
しかし、脇の皮膚の大部分を切除し、皮膚をよせ縫合するので、引きつった感が残り、傷跡も目立って残り、縫合後の完治にも2週間近くかかってしまい患者へのリスクは少なくないと思います。
上記のようなリスクや昔のワキガ治療よりも進歩しているので、この方法はほとんどの病院で行なっていないそうです。
皮弁法(剪除法)
脇の皮膚を5㎝ほど、切込みを入れ皮膚を裏返し、医師が直接、目で確認しながら、アポクリン汗腺を一つ一つ除去していきます。
切除法と違って、皮膚の引きつった感はないものの、傷跡は残ります。この方法のワキガ治療には技術と時間が必要になります。
この皮弁法はワキガの原因のアポクリン汗腺一つ一つ確実に除去するので、重度のワキガにお悩みの方にはよいかと思います。
また剪除法は保険適用の病院やクリニックも多いので、このワキガ治療をお考えの方は探してみましょう。
今もっとも最新で注目されているのが、マイクロレーザー法というワキガ治療があります。
今までのマイクロレーザーと比べてみると、現在のワキガ治療の器具は先端部が、直径1mmなのです。従来とは比べものにならないほどの驚異的な細さなのです。
メスを一切使わないでワキガ治療するというのが、マイクロレーザー法の特徴です。
そのため、ワキガ治療後の傷が残らず、入院はいらず、固定は24時間でその後は通常の生活に戻れます。
マイクロレーザーを毛根に挿入し、ワキガの原因であるアポクリン腺などに直接あてることによって燃焼させて、ワキガに対しかなりの効果を期待できます。
わずか1mmという極細ファイバーでメスを一切使わずに行なわれ、燃焼させた後、さらに吸引器具を使って吸引するので更に効果が得られそうです。
このマイクロレーザー法のワキガ治療の手術時間は、わずか20~30分程度で終わりすぐに帰宅できます。
ここまでが現時点での、現代ワキガ治療(手術)です。
皆さんが気になった方法はありましたか?あくまでこれは大まかに説明させてもらっているので、詳しい内容等はもちろん専門医に相談してください。
病院、クリニックによっては、患者さんにとってより効果的になるように、それぞれの治療を組み合わせて行なうこともあるようです。
でも、これだけのワキガに対する治療方があるのにはおどろかされました。
私がここで感じたことは、これだけ方法があるのであれば、個人、個人にあった治療方を選べ、納得の行くワキガ治療を受けられそうですね。
超音波法
この超音波法は、脇の皮膚を数mm切開して、超音波発生器を挿入し、
超音波の作用によって、アポクリン腺などワキガの原因を破壊させ、吸引する方法です。
傷跡は残らず、手術は30 分ほどで終了し、手術後の回復も早いのが特徴です。
よって、入院なども必要ありません。
超音波を使うことで、血管や神経など汗腺以外の組織を傷つけることがなく、ワキガ
の再発がほとんどありません。
しかし、これはワキガ治療の最新の治療法で機器も高価なものを使用するので、どこ
の病院でも行なっているわけではありませんので注意してください。
ボトックス注入(ボトックス注射)
この方法は、脇にボトックス(菌)を注入することによって、末梢神経からの「汗を
出せ。」という命令が、筋肉やワキガの原因の汗腺類などの組織や器官に伝達しにく
くなり、結果一部の筋肉や汗腺類などが機能しなくなります。
汗の量を減らすことによってワキガの臭いの発生を抑えます。
しかし、これはメスを使うものより効果は長続きせず、半年ほどで効果は切れ、
費用は1回10万円ぐらいとか・・・。
このボトックス注入は、ワキガの症状が重度の方や、多汗症でもある方にはあまり、
おすすめできません。
ここまで、ワキガの治療方をいくつか紹介しましたが、どうですか??
ワキガ治療とは、なかなか一口には言えないですね。
次はもっとも、最新と言われているワキガ治療を紹介したいと思います。
ここまで、ワキガについてお話しましたが、今回は多汗症についてお話します。
と、言うのも多くの人はワキガ=多汗症と思うことがあると思いますし、実際にワキ
ガの人に多汗症の人もいます。
しかし、ワキガと多汗症は異なったものです。
多汗症とは、汗の量が普通の人に比べると異常に多くでる症状です。
人間は、暑い時や運動した時などに熱くなった体を冷ますために汗をかきます。
これは人間の生理現象の一つです。
しかし、多汗症の方の場合は、体が熱くなっていないときつまり、
汗を出す必要がない時に大量に汗をかいてしまう症状のことをいいます。
ワキガは、アポクリン汗腺からでた汗が細菌などに分解されることにより、
ワキガ特有の臭いが出ますが、多汗症ではエクリン腺から汗が大量にでるのが特徴です。
原因としては、病気の影響であったり、精神的なストレスからくるものがほとんどです。
ストレスの多い今の世の中においては、多汗症で悩む方の数も増えてきているのが現状です。
多汗症は、ほとんどの人が4~6歳くらいの幼少時に出はじめ、
中学生ごろからの思春期に気になり出す人が多いようです。
また、仕事や日常生活のストレスから、多汗症に悩む人もいるそうです。
「どのくらいの量の汗をかけば多汗症だ」と断言することはできず、
あくまでも本人の捉え方によるのです。
しかし「自分は多汗症かもしれない」と思う人は、原因をきちんと追究し、
適切な治療をすることにより、多汗症の多くは改善されるそうです。
ワキガと同じで「もしかして・・・。」と思う方は、一人で悩まず、専門医に相談しましょう。
ワキガも多汗症も治療によって改善されるものですから。
先にワキガの治療、手術についてお話しましたが・・・「まだ未成年(学生)で手術は・・」
「あまりひどくない気がするから・・」、「ワキガ対策はしておきたい・・・」
という方にこれから対策についてお話しますね。
まずは、やはり清潔が第一。
ワキガは脇の細菌と汗が混ざることによって臭いが出ます。
ただ、洗うより殺菌作用のある石鹸を使うことをお勧めします。
入浴は出かける前などにすると効果的です。
しかし、あまり無菌にするのも皮膚にはよくないので「殺菌、殺菌」と神経質にならないでくださいね。
次は汗をかいたらこまめに拭きましょう。汗をかいてほって置くとこれがまた、
ワキガの臭いに元になってしまいます。
ふき取るものも、消臭効果のある汗拭きシートなどを使うといいと思います。
服などに気をつけるのもワキガ対策の1つです。
吸湿性の少ないのを着てしまったら脇に汗をかいた時、
そのまま臭いが服についてしまいます。
肌着としてTシャツなどを着ると汗をすってくれて地肌に服を着るよりは清潔です。
肌着も消臭効果があるものが市販されているので、試してみては・・・。
これからの時期、女性は重ね着難しいですよね。
ノースリーブを着る機械も多いと思うので・・・。
そういう方はやはり、上に書いた、入浴や、まめに汗を拭くことで清潔を保ちワキガ対策をしましょう。
しっかり出来ればワキガの臭いはかなり、抑えられます。
次は制汗剤などです。スプレーやスティック、ロールオンタイプとさまざまですが、
使い方を間違うと制汗剤の臭いとワキガの臭いが混ざってしまい、
またまた独特のワキガの臭いが出てしまいます。
これらのものをワキガ対策で使う場合は、入浴後が1番ベストです。
外出先などで使用する場合はかならず脇を拭き清潔な状態にしてから使用してください。
ワキガ対策で1番のおすすめはロールオンタイプ。直接塗れて、効果も長時間。
すべてのタイプに言えるのは出来るだけ無香料のものを使ってください。
他にもワキガ対策はあるので次回で紹介しますね。
生活の中でもワキガの対策に使えるものがあります。次はそれの紹介です。
まずはミョウバンです。ミョウバンは水に溶けると酸性になります。
ワキガの臭いは雑菌が汗の成分を分解する事によっておきますが、
皮膚が酸性であれば、雑菌の繁殖が抑制され、結果的に臭いが抑制されると言うわけです。
このワキガ対策は、自宅でも手軽にミョウバンと水だけでできますが、
市販のものでミョウバンを使った石鹸やスプレーなどもワキガ対策グッズとして販売されてるので、
試してみてはどうでしょうか。
次はお酢。ワキガの原因の一つである脇の細菌は酸が苦手です。
お酢の酸によって菌を抑制できます。そこで、お酢風呂。
醸造酢はコップ1杯、黒酢であればお猪口1杯程度を入れて入浴します。
お酢の匂いはあまり気にならないようです。
お酢は飲んでも体臭などの予防になるそうです。今は飲む専用のお酢など、
色々なお酢があるので色々試してみてください。
ちなみに同じような菌を抑制する効果でレモンもあります。
その他にもりんごなど・・・。
このように簡単に手に入るものでも、ワキガの対策はできます。
しかし、これはあくまで対策であってワキガの治療ではありません。
重度の方や対策では納得のいかない方は、心配な方は必ず専門医に相談しましょう。
ワキガはどんな方でもなりうるものなのです。
一人で悩み抱え込まず、専門の病院を探し、いいドクターを見つけて、
しっかり相談して納得のいくワキガ治療を受けましょう。